徹底的に楽しむと言うこと
オリンピックが始まり、毎日何かの競技を観戦している。
これまでの人生で、全く見た事のない競技に興味がある。たまたま先日、朝からみたスケートボードストリート。素人の私は、肉眼では全く技がわからない。
階段やスロープ、手すりをスケートボードで滑り45秒間自由に技を見せるランを2回 と 1回の技を競うベストトリックを5回。それぞれ1回ずつ得点がつけられ、グループ5人で順番に行う。
ランで思うように滑れなければ、気分が下がってしまうのか…それともベストトリックで巻き返す強い気持ちが持てるのか?
すぐにまた自分の順番がくるので、さっきの自分の出来栄えを意識して次の出方を考える。でも、失敗したらカウント0。気持ちを引きずらないか心配になる。
こんなに短時間で気持ちを切り替える競技。
周りの状況を見つつ、自分を信じる気持ちに切り替える、トライするところに心惹かれた。
最終的に男子は堀米選手、女子は西矢選手が金メダルで、スケートボードで日本人が優勝するなんて意外だった。
やはり、日本人らしく実直に自分と向き合いながら反省しながら今まで凄く頑張ってきたのだと思うし、とても素晴らしかった。
私が忘れられない選手が、男子はペルー、女子はフィリピンの選手だ。
この2人は日本人の選手達とはまた違い、とにかくスケートボードが楽しくて楽しくて仕方がないと雰囲気がひしひしと伝わってきた。
スケートボード大好き、オリンピックが楽しい、ランキング上位の選手の技を間近で見れるこの状況を徹底的に噛み締めている感じがして一気に心が掴まれた。
どんな状況も楽しめる人最強だと思った。
気持ちを短時間で切り替えコントロールする事、徹底的に楽しむ事。
若きアスリートから学んだ。